約130年の伝統を誇る!泉州タオルの特徴とは

約130年の伝統を誇る!泉州タオルの特徴とは

私達の生活の中でもはや欠かせない存在となっているタオルですが、中には特定の産地でしか作られていない特別なものが存在しています。非常に有名な「今治タオル」だけでなく、伝統と歴史を誇る「泉州タオル」もその一つです。

今回は泉州タオルについて、特徴や今治タオルとの違いなどご紹介いたします。

泉州タオルとは

泉州タオルというのは、泉州地域で作られているオリジナルタオルのことです。そもそも泉州地域がどのあたりのことを指しているのかと言いますと、大阪府の南西部に位置する堺市や岸和田市、泉佐野市などを含む13市町の地域のこととなります。あまり知られていないかもしれませんが、日本におけるタオル産業の発祥は、この泉州地域なのです。その由緒正しき地域で、今もなお生産されているタオルが「泉州タオル」なのです。

始まりは1885年に遡ります。当時、ドイツのタオルを入手した新井末吉という人が、これは日本でも普及するだろうと考え、白木綿業を営んでいた里井圓治郎に研究を勧めたことがきっかけとなります。

そして、2年後の1887年に現在と同じ製法でのタオルが誕生したのでした。その後組合などが発足し、生産が進められ現在に至ります。産地事業としてたゆまぬ努力を続けた結果、大阪府では初となる「JAPANブランド育成支援事業」の認定を受けるまでに成長したのでした。

泉州タオルの特徴

泉州タオルの特徴といえば、なんといってもその優れた吸水性と抜群の肌触りです。その秘訣は製法にあるのです。従来のタオルの場合、糸が切れてしまうのを防いだり、滑りを良くする目的で糸に対して糊やろうによって強度を高くするのですが、そうすることで油分や不純物が残ってしまうという難点があります。

しかし、泉州タオルの場合には、織ったタオルを漂白と水洗いすることによって、油分や不純物などをきれいに取り除くのです。これを「さらし」といい、織ったあとにさらすため「後晒し工法」と呼ばれています。この工法であれば、不純物がほとんどない状態となり、吸水性や肌触りが他のタオルより優れる秘訣となっているのです。

また驚くことに、国内で生産されているタオルの約47%を占めているのが泉州タオルなのです。 その素晴らしい品質により、近年では贈り物として選ばれることも多く、また薬品を使用していないことから、小さなお子さんがいるご家庭などでも愛されています。現在では、泉州タオルと泉州こだわりタオルという2つのブランドを巧みに使い分けることにより、より多くの方に愛されるよう取り組んでいます。

「泉州こだわりタオル」は、品質にとことんこだわり抜いた、職人の技術の結晶とも言うべきブランドです。泉州タオルも非常に高いクオリティを誇っていますが、あくまでも数多くの方に使用してもらうことを目的としています。それに対し、泉州こだわりタオルは製品としての最高峰を目指しているものですので、特に贈呈品として適しているものではないでしょうか。

泉州タオルの種類

泉州タオルには数多くのラインナップが用意されています。定番のバスタオルやフェイスタオルを始め、スポーツタオルにハンドタオル、さらには入浴時に顔や体を洗うための専用である浴用タオルまで用意されているのです。その他にも、ベッドシーツやベビー用のタオルやスタイまでありますので、様々なシーンで泉州タオルを使用することが可能というわけです。

製品ラインナップも豊富ですので、ご紹介しましょう。代表的なものは以下の通りです。

柔らかさ重視

無撚糸(むねんし)という糸をねじらないという特徴により、従来とは劇的に異なる肌触りを実現した「カバーヤーン」や、その無撚糸の品質をさらに追求したことでワンランク上の肌触りである「ペールハーモニー」、パイルにウェーブ感を出すことでふんわりとした肌触りである「ミルフィーユ」などがあります。

吸水力重視

タオル格付協議会の認定基準の中でも、最高峰である五つ星の認定を受けた「高吸水五つ星カラータオルシリーズ」をはじめ、豊富なカラーバリエーションで人気を博している「匠」や、たっぷりなボリュームと優れた吸水性が魅力の「suteki」などがラインナップされています。中でも「高吸水五つ星カラータオルシリーズ」は、吸水剤を使用せずにあくまでもコットンが持つ本来の吸水性を最大限今まで引き出しているため、認定も納得の仕上がりです。

今治タオルとの違い

有名なタオルといえば、「今治タオル」があります。愛媛県の今治で生産されているタオルで、蒼者川の軟水を活用しています。そんな今治タオルですが、泉州タオルとの違いはどういったものがあるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

製法の違い

最も大きな違いは製法にあります。泉州タオルは後晒し製法で生産されていますが、今治タオルは「先晒し先染め製法」という製法によって生産されているのです。タオルを織る前の原糸の状態でまずはさらし初めを行い、織ったあとに糊を取り除くというものです。先に晒し染めを行うことによって糸本来の柔らかさを引き出すことができますが、余分なコストが掛かってしまうというのが特徴です。

特徴の違い

もう一つの違いは、タオルの特徴です。泉州タオルは柔らかさと吸水性を特徴としておりますが、今治タオルの場合には吸水性に特化しています。その吸水性には明確な基準が設けられており、タオルを水につけた際に、沈み始めるのが5秒以内でなければいけません。この基準をクリアできなければ、そもそも今治タオルと呼ぶことはできないというほど厳粛なものなのです。

まとめ

泉州タオルには、従来のタオルにはない圧倒的な吸水力と肌触りが備わっています。直接肌に触れるものですし、吸水力がなければ意味を成さないのがタオルですので、初めて使用した際にはおそらくタオルの概念が覆ると言っても過言ではありません。

「タオルの館 玉龍」では、オーダーメイドでの泉州タオル製作を承っておりますので、特別な贈り物やご自身へのご褒美としてお考えでしたら、お気軽にお問い合わせください。

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